Day 354:客を拒否する権利

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反射神経的に山に行こうとしたのだが、午前中、仕事場でいろんなことを整理していたら、逃避している場合でないことが明らかになり、諦めて向き合うことにした。最近借りた職場が意外と静かで鳥の声が聞こえたりするので、前よりストレス度が下がった気がする。が、腰を落ち着けていろいろ眺めてみると、事務所のいろんなことがすっかり放置されていて、半年、飛び回っていれば当たり前かと反省した。

日付が変わるくらいの時間までついうっかりがんばってしまったので、最後に一杯だけ呑みに行った。話題になったのは、サラ・ハッカビー・サンダース(元大統領候補マイク・ハッカビーの娘でホワイトハウスの広報官)がバージニアのレストランを訪れ、サービスを拒否された、という事件である。つい最近も、クリステン・ニールセン国土安全保障長官がメキシカン・レストランで断られたという事件があったし、セス・ローガンがポール・ライアン下院議長と写真を撮るのを拒否したことも話題になっていた。

この背景には、コロラドでウェディング・ケーキを注文しようとして断られたゲイのカップルがケーキ屋に対して起こした訴訟が最高裁までいき、宗教上の理由で客を選ぶ権利を認められたことがある。差別はだめだけれど、モラル上の衝突があるならしょうがない、となると、レストランが政府高官を拒否することももちろんできるわけです。となると、あっちのレストランは共和党、こっちの店は民主党、というような事態が予想されて、それはそれで問題では、とつぶやいてみたら、アメリカ人リベラル男子に「いいことです」ときっぱり言われた。人口の数や所得で言ったら「こっち」のほうが多いのだから、こうやってメッセージが伝わればいいのだと。よく考えたら、マイノリティがサービスを拒否される歴史があるし、今でもたまに起きるのだ。ちなみにくだんのレストランのオーナーは、スタッフに意見を求めて、ゲイの何人かを含むスタッフが、拒否したいと言ったようです。サービス拒否という新しい抵抗のかたち。

備忘録:Red Henのオーナー、ハッカビー・サンダースを拒否した理由を説明(The Washington Post)

店は警官を拒否できるのか(Vice)

告知:ニューヨークのCurbedに女の一人暮らしについて取材されました

Yumiko Sakuma