Day 309:沖縄にて商店街のことを考える

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今日も、ディープに何かを掘っている人や、伝統に自分のスタイルを加えて、新しいものにしている人に会い、夕方から栄町市場を取材した。前回訪れたときは、昼間だった栄町市場のことは、今回、たくさんの意味でサポートしてくれている宮里綾羽さん(お父さんの宮里千里さんと宮里少書店という本屋さんをやっている)が最近書いた本「本日の栄町市場と、旅する小書店 」を読んで、恋い焦がれていた。夜は、千里さんの愉快な仲間たちの歓待を受けて、楽しく三線や歌を聴かせてもらいながら泡盛を呑んだ。

市場にはいろんな人情や人間模様が溢れている。今日、子供が市場でかくれんぼをしているのを見て、自分の子供時代を思い出した。私のはっきりある一番最初の記憶は下高井戸の商店街だ。お遣いをまかされるようになると、肉屋で肉を買ったり、お茶屋でお茶を買ったりした。子供のくせにお気に入りの店も決めていて、相手をしてくれる大人がいる場所で油を売ったりもしていたし、一日中立ち読みをしても怒られなかった。こういうことが今の自分のベースになっているのだと思う。

日本の大半の場所では、商店街は廃れてしまい、その多くがシャッター街になったということになっている。きっとそうなんだろう。でも一方で、廃れてしまった商店街や市場の片隅で、若い人たちが新しい店を始めたり、活気を取り戻すための努力をしたりしている。そういう小さな努力は、国レベルで見ると、数字にも現れないようなことなのかもしれない。が、そういう場所を見つけるのが本当に楽しいのである。

備忘録:地方再生の主役は地方でならなければならない(Global Mission Times)

 

Yumiko Sakuma