Day 307:ヒップホップとアメリカ

東京に着くのはだいたい午後で、一度帰宅してシャワーを浴びて、夜はムラカミくんと食事をしながらキャッチアップするのがルーティーンになっている。話題は時事関連から音楽やアートのことまで、そのとき熱い話題が中心なのだが、今回は、ニューヨークでも話題になっているChildish Gambinoのビデオを皮切りに、ヒップホップの話題で盛り上がった。すでに見た人も多いと思うけれど、このビデオはすごい(楽曲もすごいけど)。いろんな歴史的・社会的リファレンスが盛り込まれている。

90年代にヒップホップと出会い、が、ビギー、2pac以降は、ちらちらと追いかけつつも少しずつ離れてしまったのは、抑圧された黒人たちの手によってストリートで生まれた音楽が、いつしか違うものに発展していったからなのだが、ここ最近は、時代の流れとともに、多くの黒人たちが今も置かれている状況が再び露呈されるようになってきて、それとともに、かつての生々しさを取り戻しながら、黒人コミュニティが世の中に打ち出すメッセージの方向性と並行しながら発展している。そしてヒップホップを通じて、アメリカを見ると、また違うものが見えてくる。

そういえば、社会人1年めにローリン・ヒルがグラミーをとったのをみて、会社に「ヒップホップの記事をやりたい」と掛け合い、ラッセル・シモンズにインタビューをとったり、「ヒップホップ・アメリカ」の著書ネルソン・ジョージに会いに行ったりしたなあ。ヒップホップの起源について知りたい人にはおすすめである。

備忘録:Childish Gambinoの衝撃的な「This is America」のビジュアルを解読する(Vibe)

Yumiko Sakuma