Day 316:裸足のレッドカーペット

IMG_4385.JPG

人間ドックに行った。待合室でAERAの「男と女〜その先へ」号を読んだ。硬派なニュース雑誌だったAERAが1996年(自分が大学に卒業した年)に「ラーメン離婚」というコンテンツをきっかけに、働く女性たちの現実を伝える方向にシフトしたことが書かれていた。その記事を執筆した小野智美さんという朝日新聞の記者が、「声を上げれば『だから女性はダメだ』と言われ、余計なりそうで、正直、今も怖いです」と振り返る発言が心に残った。思えば、女性の社会進出は、こういうそれぞれの戦いの積み重ねのおかげで進んできたのだと思う。そして私たちが小野さんのような「怖い」気持ちを抱えていることは、男性たちにはわかりづらいのかもしれない。そもそも「怖い」という気持ちはこちらも必死で隠そうとするわけで。

今回も、いろんな場所で#metooやセクハラ問題について聞かれる。大局を見れば、今私たちが生きている社会は、男性たちが作ったもので、私たちもそこにできたルールに則って生きてきたわけだけれど、それを女性や他のマイノリティにも配慮したルールにしてください、という状況が、今なのかと思う。だからこういう状況になって「やりづらい」と思っている人たちがいたとしたら、今まで今まで「やりづらい」と感じていた人たちが、少しずつ「やりづらくなくなる」ためのプロセスなのだと理解してほしいと思います。

そういえば、女性監督の少なさなどに、女性たちが抗議運動していることが話題になっているカンヌで、クリステン・スチュワートが、カンヌのレッドカーペットで、ピンヒールを脱いで裸足で会場に入っていったニュースを読んだ。知らなかったのだけれど、カンヌには「女性はヒール着用義務」というルールがあったのですね。それに対して、彼女は「おかしい」と声を上げていて、今回もその抗議運動のひとつだった。なんか私も承認されたような気持ちになったよ。ブラボー。ありがとう。

備忘録:クリステン・スチュワート、カンヌのレッドカーペットを裸足で歩くことで「フラットなし」ポリシーに抗議(TIME)

Yumiko Sakuma