Day 277:アート発表の新しいカタチ

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グリーンポイントで5日間のインスタレーションを実施中だったCJヘンドリーに会いに行き、小浪次郎くんとAtlantisの取材で、ニューヨークとは思えないヒリヒリする場所に行った。

友人のPRマキシームから、1ヶ月ほど前から何度も「いつ帰ってくるのか」とせっつかれていた理由は、CJのインスタレーションだった。自宅から数分のウェアハウスにたどり着いてみると、長い列ができている。インスタグラムやプレスを見て、アートファンたちが詰めかけていたのであった。ニューヨークがどういう場所か、忘れていたよ。CJはスーパーリアリズムのドローイングを専門にしたアーティストである。ドローイングを見せる方法として、7色の部屋からなるモデル住宅を作ってしまった、という大掛かりなインスタレーションに、どこか大きな会社がスポンサーについて実現したのかと思いきや、自分で資金を調達し、自分で実現したのだという。大したもんだ。CJの資金調達は「作品を売ったお金を、次のプロジェクトに注ぐ」というシンプルなものだけれど、既存のギャラリーの力を借りずとも、このスケールのインスタレーションを実現する、という発表の形が最近増えてきているなあと思う。

アートの世界でもまた、既存の枠組みが実現できる成長が限界に来ているような空気感が漂っている。もちろん大型のフェアやギャラリーがなくなったりはしないと思うけれど、一方で、何か新しい時代がやってくる期待感があるような。

備忘録:ブロックチェーンが小さなアーティストたちにとってに意味すること(CoinCentral)

 

Yumiko Sakuma