Day 297:続セラピーのこと

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セラピーに行って、東京からきた大先輩とお茶を飲み、金曜日の脱出渋滞がおさまったのを見計らって山の家に向かった。来週からまた日本に取材に行くので、最後のチャンスだと思ったのだ(業務連絡:14日から21日は東京におります)

セラピーに通い始めたのは、5,6年前、精神的に追い詰められていたときである。まあ今はそんなに切迫してはいないけれど、自分を理解するためにはとても役に立っていると思っているので、断続的ではありつつ、通い続けている。私のセラピストは、美しい金髪の白人女性。どうやったらこんなにジャッジメントのまったくない人ができあがるか知りたいと思うくらい、ジャッジメントのない人である。

ここのところ、新しい恋愛をしたいという気持ちをまったく持てない自分の話をしているときに、「そもそも誰かを自発的に好きになって、追いかけたことがない」と言ったそばから、そういえば学生時代にひとりいたなと思い出して、「あ、昔ひとりいたけど」と言って、そのまま違う話に移ろうとしたら、セラピストがはっと手をあげた。「その話しましょう」。いや、昔の話だし、そんな今、わざわざ話すことでもないかもと思ったが、ざっと説明しているうちに、あの大学時代の恋人との関係が、自分の恋愛観にものすごい影響を及ぼしていることに気がついてしまったよ。がーん。あいつのせいだったか(嘘です)。

今のセラピストに出会う前、しっくりくる人に会えなくてお見合いを繰り返していた時期があった。ミッドセンチュリーの椅子に座るジューイッシュの熟年女性もいたし、私の「不安定な」ライフスタイルを理解できなかったアジア系女性もいた。合う合わないがあるし、セラピストを探すのも、恋愛活動みたいなもんなのだと理解した。そしてあちらも商売であるし、毎週、決まった時間に行くことを求められる。とはいえ、月に4回、決まった時間に通うことのできるライフスタイルでもないので、結局、落ち着いたのは、大病院に帰属するセラピストである。ニューヨークにいるときに、たまに顔を出す、そんなやり方を受け入れてくれたから。そんな彼女が、今の大病院を離れることにしたそうである。患者がセラピストに個人的な質問をするのはご法度ということになっているのだが、ああ聞きたい。

ニューヨークではセラピーがずいぶん浸透している。けれどやっぱり自分に会う人を見つけるのが大変だ。と思っていたら、セラピストとマッチングしていくれるサービスが登場していた。

備忘録:スタートアップのファウンダー、アリッサ・ピーターセルはあなたのセラピストを見つけようとしている(Allure)

Yumiko Sakuma