Day 294:ブスという言葉の破壊力

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シティバイクに乗って、今、急速に変わりつつあるベッドスタイやネイビーヤードを横目に、タオちゃんのうちにご飯をごちそうになりにいった。幸せなシングル生活のカギは甘やかしてくれる友達である。

そこでタオちゃんが教えてくれた、整形を繰り返しているヴァニラさんのストーリー。いじめっ子たちにブスと言われ、お父さんに相談したら、「ブスだから仕方がない」と言われた心の傷をずっと抱えてきたというやるせない話である。子供にとって、親というものはある程度の年齢まで「絶対」であり、なんでも真剣に受け止めてしまう。言ったほうは軽いつもりでも、それが長年のトラウマになることもある。

そもそもなんで他人に「ブス」という言葉を投げつけることや、人を「ブス」と表現することがよしとされているのだろうか。よしとされていない、と思いたいけれど、これだけブスという言葉が頻繁に使われていること自体がショッキングである。試しにグーグル検索でブスと入れてみたら、テレビがらみのエントリーが大量に出てきてびっくりしたよ。あまりテレビも見ないうえにアメリカに住んでいるので、自分はブスという言葉への耐性が低い。ブスという言葉があまりにも軽く使われている様子を見ているだけで動悸が激しくなってきた。ブス、という言葉を見ていて動悸がするのは、容姿が醜い、という言葉の意味以上に、その言葉を使う側の悪意を連想するからだと思う。相手を傷つける意図でわざわざ使う言葉だからだ。もうやめて〜〜という気分になる。

ブス、にあたる英語は、uglyであるが、ブスほどの破壊力はない気がするし、和英辞典でブスと入れてみたらでてきた英単語はほとんど耳にしない。大人でこのように、人の容姿を中傷する人は、今の大統領くらいですよ汗。といいつつ、#metooから始まった一連の女性運動のなかには、「女性の容姿に文句をつけることは間違っている」というメッセージもあるので、なくはないのだろう。いずれにしても、人を攻撃するために容姿のことを持ち出すという行為はあまりにも幼稚である。

備忘録:なぜインターネットは、いまだに意見のある女性にとって安全な場所ではないのだろうか(Marie Claire)

Yumiko Sakuma