Day 289:#metooのコール・アウト運動引き続き

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日本でもセクハラ問題が大変なことになっていますね。この問題をソーシャルで追っていると、酒の席にのこのこいくのがいけないのだとか、オフレコを録音するのはどうかとか、まったくこの問題の本質を読み違えている意見を目にしてげんなりしつつも、こういう議論が活発になることは進歩だ、と前向きにとらえようと思う。先日、いつも前向きな女友達が「でもこうやって男性たちもわかってくれてきた感じがする」とポジティブなことを言っていて、確かにきっとそうなのだろうなと思った。

そもそも、私の肌感覚では、男性たちがみんな悪いわけではまったくなくて、8割くらいの人たち(完全に肌感覚)は、女性にしていいこと、してはいけないことをわかっている。そして一部のアホタレたちを駆逐する作業に一緒に参加してくれているのだ、という感じに理解していた。

が、衝撃の調査結果を見たよ。6,251人を対象にしたピュー・リサーチの世論調査、10人に6人の女性が職場でセクハラを体験したことがある、男性の55%が#metooによって男性にとって働くことが難しくなったと感じている、などなどいろいろ衝撃的である。そして一番衝撃的だったのは、回答者の31%が「女性が嘘の申し立てをすること」が「大問題(メジャー・プロブレム)」だと感じており、45%が「マイナー・プロブレム」だと感じている。(余談だけれど、こういうセンシティブなトピックで、問題が「メジャー」か「マイナー」か「無問題か」の3選択肢から選ばせるのってのはどうなんだろうか。小さい問題だからどうでもいいのか、小さいけれど問題なのか、そのへんのニュアンスが失われる)。ちなみに支持政党を見ると、共和党支持者のほうが、女性の嘘の申し立てを問題視しているらしい。セクハラされてないのに「セクハラされました」と申し立てることで何かいいことがあると思う人がいたら全力で説得を試みたい。

というわけで、わかってもらっていると甘えてはいけないのだと改めて認識。夜、寝る前にTwitterのフィードをたどると今日も元気に女性たちがcall out運動を続けていたよ。女優のローラ・カークが、衣装や髪型をけなしたニューヨーク誌の映画評論家アントニー・レーン(セクシストとの呼び声高い)による「ジェミナイ」のレビューに対して、「ニューヨーカーのような雑誌が女性の容姿についての軽薄な論評の出版を許したことに失望する。女性の肉体について活発な議論が行われているこの熱い瞬間に、リベラル・ジャーナリズムはこれまでとまったく違う声を加えなければならない」とかっこよく反論していたり、ティーン・ヴォーグがコーチェラにおける性的嫌がらせをレポートしていたり、#metooを批判した有名人が謝罪に追い込まれたり。地道な戦いであるね、これは。

備忘録:どれだけのアメリカ人が#metooのクレームを虚偽だと感じているか。調査による悲惨な数字(Romper)

Yumiko Sakuma