Day 287:オーディオ・ブック事情

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うれしい荷物がふたつ届いた。ひとつは、先日、日本から帰って来るときに機内に忘れてきたKindle。そして「ヒップな生活革命」の五刷。書いてからもう4年経つのに、今も読み続けてもらえていること、感謝である。そしてきっとそれは、あのとき書いた動きが今も続いているからだろう。今、書かないといけないもの、書きたいものが山積みで、なかなか書く時間がとれないのだけれど、なんとか続編、今年中には書き終えたいなあ。

夜は、ブックフェアでNYに来ている、NHK出版の松島さんとご飯を食べた。4年ほど前に、「世界を動かすプレゼン力」という本を一緒に作らせていただいたことがある。『FREE』『MAKERS』『ZERO to ONE』『限界費用ゼロ社会』、『マインドフル・ワーク』と、彼がこの10年ほどに手がけてきた本をたどると、世の中のひとつの潮流が見えてくるはずです。

いろんなことを話したけれど、ひとつはオーディオ・ブックの話題である。オーディオブックの視聴はアメリカでは今、急激に伸びている。ポッドキャスト同様、日本ではなかなかテイクオフしない。が、アマゾンが広めようとプッシュしているようである。ちなみに私は、最近、英語の本を読むときに、紙で買うか、Kindleに落とすか、オーディオで聴くのか、いちいち真剣に悩みます。装丁が素敵な文学系の本は紙、メモをとりたいようなリサーチ用の本はKindle、世の中の動きを伝えるようなノンフィクション系(たとえばナシーム・タレブとか)や自伝系はオーディオで。アメリカでは政治家やクリエーター(コメディアンとか)などの自伝がとても強いのだが、本人が読んでいたりすると味わいもひとしおである。オーディオは家事やヨガをしながらダラっと聴けるのが良い。いつか、私の本もオーディオになったりしないかなあ。その場合は誰に読んでほしいだろうか、と妄想するのも楽しい。

オーディオやポッドキャストが盛り上がる裏には、ひとつのコンテンツをいろんなフォーマットで出すことで、作り手の収入源を多様化できるという可能性がある。とはいえ、まだ始まったばかりの業界なだけに、まだ著者の取り分の問題などは課題がありそうである。

備忘録:オーディオブック人気で浮き彫りになる業界の古い支払い体系(Forbes)

Yumiko Sakuma