Day 279:日本の#metoo

FullSizeRender.jpg

久しぶりに長々とヨガのセッションをし、いつもいない間、愛車の面倒を見てくれる友達が旅立つというので空港に送っていき、その足でMax Fishにじゃいこちゃんがあきおくん、ベノワさんと始めた新バンドのショーに行った。相変わらず春はまだこない。

出かけた先で、やっぱり#metooが話題になる。先日、荒木経惟氏に対する文章を発表したKaoRiさんのことを受けて。日本にいる間、ときどき「日本の#metooが下火になってしまっていることについてどう思う?」と聞かれて、そのたびにうーんと唸ってきたのだが、でも心のなかで「まだ出てくるだろ」とは思っていた。KaoRiさんの文章を読んで、精神的・金銭的に支配されていたことがよくわかり、読むのが辛かった。この文章を発表するのにどれだけの勇気が必要だっただろうか。

今、ニューヨークのMuseum of Sexでは、荒木経惟展をやっている。そしてそこには、彼にもまた#metooが起きていることがはっきり書かれている。オープニング直後のポストで紹介したように、ショーの直前に出たWallpaperの記事も、それを踏まえたうえでの紹介だった。

それにしてもオーディエンスは、どういう気持ちで、彼の作品に向かい合えばいいのだろう。この問題は#metooが始まってからずっと重い問題として存在している。特定の人間に対して圧倒的な権力を持ち、それを使って弱い存在を虐待し、痛めつけた人たちが作った偉大な作品を社会としてどう扱っていくべきなのか。

オープニング以来出た記事をおさらいしてみたけれど、それについてのヒントは見つからなかった。KaoRIさんが文章を発表してから、まだ英語メディアからの反応はないけれど、きっと時間の問題だろう。

KaoRiさんが文章を結ぶのに使っていた「Living Well is the Best Revenge」というフレーズ、アーティストの片山真理さんも言っていた。大好きだ。

備忘録:荒木経惟に対する新しい視点(Forbes)

Yumiko Sakuma