Day 245:ジェントリフィケーションのこと

シングルマザーとして子供を産み、しばらくミルウォーキーのお母さんのところに行っていたキャロラインが返ってきた。今、彼女は、ニューヨークを離れてもう少し生活費の安いところに暮らすというオプションを検討していて、トランプ政権の税制改革が不動産市場にどう影響するのか心配している。

夜は近所に暮らす男友達とディナーをした。お互い、ジェントリフィケーション(高級化)のど真ん中に住んでいる。富裕層と企業資金がどんどん流れてくることについての彼の怒りを聞きながら、そりゃあ同意するところもあるけれど、とはいっても私たちも、ここにやってきたことで家賃の高騰に貢献したわけだし、十分ジェントリフィケーションの一部なんだよなあとツッコミを入れたら、「そりゃあおまえは雑誌とかにヒップなこととか書いてるわけだから、責任あるよ」と怒りはじめ、お酒が入っていたこともあり、軽く口論になった。自分は目に入ってくることを書いてるだけだと思っているとはいえ、自分の職業に対する罪悪感は確実にあるし、図星のことを言われると腹が立つわけで、となると「ケンカ上等!」となってしまう自分だが、相手が大人だった。「きっと、俺たちは同じことを言ってるんだと思う。バカバカしいからやめよう」。すんません。

そんなタイミングで、地価や所得の上昇幅などから割り出した「アメリカでもっとも極端に高級化が進んだエリア10」という記事が出ていた。郵便番号別になっている。一番、高級化が進んだのはダウンタウンLA、マンハッタンでは北東端、ブルックリンではブッシュウィックに次いで、うちの近所もがっつり入っていた。

備忘録:アメリカで一番高級化が進んだのはLAのこのエリア。そしてその他トップ10の郵便番号(CNBC)

告知:Wired Japanで連載中「はじまりの場所」。「ゴミ」を「豊かな土壌」へと変えてゆく

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Yumiko Sakuma