Day 244:スマホじゃない電話/映画「イカロス」

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肌寒い月曜日、午後からWired Japanの連載のための取材に出かけた。帰り道に、フォトグラファーのダニエルが、友達のプロジェクト、としてLIght Phone2を見せてくれた。そういえばLight Phoneの第1世代が出たときも興奮して見せてくれたなあ。電話機能しかない、スマートフォンじゃない電話。そして第2世代はテキスト、アラームだけがついた。デザイン性も優れている。「ほしい!」とダニエルは興奮している。ほしくなる気持ちもわかる。が、最近、しつこく書いている「大事なことに集中する」のおかげで、私はソーシャルの通知を全部オフにして、電話も基本、ひっくり返した状態をデフォルトにしている。メール、テキストのたぐいも1時間に1度以上は見なくなった。Light Phoneのコンセプトの軸もここにある。スマフォに吸われる時間を取り戻すのだ。とはいえ、旅先などでスマフォにピンチを救われることも多々ある。やっぱり手放すのは難しいかな、と少し考えて、そう結論した。

夜、オスカーでベスト・ドキュメンタリー賞を撮った「イカロス」を見た(以下にちょっとネタバレあり)。自分を実験台に、ドーピングの効果を検証するドキュメンタリーを作り始めた映画監督が、たまたま組んだ相手がロシアのドーピング・ラボの所長だったことから、ロシアのドーピング・スキャンダルが解明される様子を、その所長グレゴリー・ロドチェンコのそばで目撃することになる・・・すごい話だ。プーチン、ダークすぎる。

そんな作品がオスカーをとったということで、題名をグーグルニュースに入れてみると、「シカゴの資金が助けた」という趣旨の記事をシカゴ・トリビューンが出していたり、「コロラドのブライアン・フォーゲルが」という記事が出たり、祭り状態である。とはいえ、問題はグレゴリー・ロドチェンコが、今もロシア政府から隠れているという恐ろしい状況が残っている。映画の題材になったストーリーはリアルにまだ続いているのだ。ことの経緯の短縮バージョンを含む最新のインタビューが出ていた。

備忘録:プーチンの欺瞞を助けたあとにプーチンから逃避する(60 minutes/CBS)

告知:オンライン現代に書きました。アカデミー賞で再燃「#Me Tooムーブメント」はどこへ行くのか

Yumiko Sakuma