Day 260:福岡らぶ

午後の結婚パーティまで時間がある、ということで、フォトグラファーの木寺紀雄さんと糸島にドライブし、牡蠣小屋とペタイコーヒーに行って戻ってきた。ベタなやつも、ヒップな場所も大好物です。

福岡のみなさんの夜は長い。これまでの経験で学んだので、ペース配分に気をつけながら、16時にパーティが始まってから12時間近くわいわいしていた。福岡で知り合った人たちには、福岡出身の人も多いけれど、九州の他県からやってきた人もいれば、他の場所から流れてきて居着いてしまった人もいる。東京と行ったりきたりしている人もいる。そして誰もが、自分がよそ者であるということを忘れるくらい温かく迎えてくれる。

しつこいようだけれど、福岡は本当に居心地がいい。ご飯もお酒もおいしくて安い。インディペンデントに活動しているクリエーターがたくさんいて、個人経営のヒップな場所も、昔からあるいい店もあるから行きたいところが付きない。けれど街の規模感もちょうど良くて、どこにいても、どこに行くにも10~15分程度しかかからない(運転の気質はちょっと荒めの印象)。ポートランドを思い出します。

ところで今回、複数の人が口にしていて、はっとしたこと。「~~(大手の食品の店)が福岡でいまひとつうまくいっていないのは、このあたりの人たちにとって有機野菜なんてわざわざ言う必要もない、当たり前のことだから」。

ヒップな生活革命」を書いて以来、国内を旅していて、ちゃんとお客が入っているところと、瀕死状態にあるところの明暗がはっきり見える。食にかぎらず、大企業が地方都市にやってきて、東京でやってることを支店でやる、というスタイルはもう誰からも(地元の人からも観光客も)求められていない。地方でやるなら、それぞれの場所にあわせて違う表現をしないとダメなのだ。東京でやってることをそのまま複製するなんて、怠慢で傲慢だと思いませんか。

備忘録:縮む地方・郊外百貨店…伊勢丹松戸店も閉店(読売新聞)

IMG_2541.JPG
Yumiko Sakuma