Day 234:金曜日のつれづれと銃規制の歴史的瞬間

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Women'sという展示会場でPonytail Journalのローレンにインタビューし、ブランドをいくつか訪ねたあとOvercoatに寄った。良心的にがんばっている女子の仲間たちとたくさん会えた幸せな午後だった。

相変わらず首と背中が痛いので、アキュパンクチュア(鍼)に行った。近所にコミュニティベースの鍼センターがあって、初診は40〜70ドルで好きな価格を払えばいい。なんて良心的なんだ。

くじけそうになったけれど、お風呂に入って、Pioneer Worksに蓮沼執太くんとユザーンのショーを見に行った。がんばってよかった。二人ともニューヨークで初のパフォーマンス、大入りだったよ。さらに取材にきていたももちゃんとりさちゃんとご飯を食べて、47 Canalというギャラリーでハトリミホちゃんのパフォーマンスを見て、飲みに行こうとなったところで、体から悲鳴が聞こえてきた。「家に帰りたい」って。だよね。年である。しょうがない。しぶしぶ帰途につきました。

ところで今日は、「おや、これはもしや歴史的瞬間の始まり?」と思う日だった。フロリダの学校銃乱射事件以来、銃規制運動が盛り上がっているけれど、今回の運動を引っ張っているのはまだ投票できない高校生たちだ。政治に変革は期待できそうもない展開に、運動の現場はソーシャル・メディアに移行して、#neveragainというハッシュタグを使って銃規制キャンペーンを実施した。彼らには恐れがない。大統領にも直接ツイートし、政治家の矛盾をついていく。ブルームバーグ元NY市長が発起人のひとりである銃規制運動団体Everytownや民主党、セレブたちの支援を得て、4日間で220万ドルの資金を調達し、大企業にプレッシャーをかける運動を展開した。こういうときアメリカ人はアクティブになる。レンタカー会社、ホテル、エアラインといったNRAにディスカウントを提供していた企業、ファースト・バンク・オブ・オマハ、保険のチャブなど、NRAとの関係を切ることを次々と発表しはじめた。これまでNRAの会員たちがこんなにいろいろなディスカウントを受けていたことも驚きであるが、アメリカの変革はやっぱり強い世論のほうにつきたい日和見主義の企業方向からスタートするのだよなあ。まだ局部とは言え、小さくないへこみができた。ちなみにNRA TVを放映しているアマゾンやアップルにもプレッシャーがかかっているけれど、これまでの抗議運動に対するスタンスを見ると、このあたりは動きづらい気がする。それにしても高校生たち、恐るべし、である。若い力をなめたらいかん。この姿を、日本の若者がたくさん見ていてくれるといいけれど。とはいえまだまだ楽観できない。NRAは何しろ手強い相手なのだ。

備忘録:フロリダ学校銃乱射事件が銃規制の節目にどう移行したか(The Wall Street Journal)

ワシントンが銃規制をしなかったら銀行ができる(The New York Times)

Yumiko Sakuma