Day 226:荒木経惟展in New York

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ミュージアム・オブ・セックスで荒木経惟展が始まるといって、みほちゃんが誘ってくれたのオープニングに出かけた。ミュージアム・オブ・セックスは、2002年にオープンして、しばらく静かだったのが、最近、セルジ・バッカーがディレクターに就任して、にわかに活発になっている。ショップがずいぶんかわいくなっていた。

入口の通路に縄のインスタレーションが施されていたり、おびただしい量の書籍が並べられていたり、展示としての完成度は高かった。それでもやっぱり昨今の#metoo のことが頭にちらつき、今の文脈の中で、どう考えるべきかという疑問を払拭することができなかった。展示の横の文章では、セクハラ・虐待疑惑のことを明記したうえで、主催者側ののスタンスが表明されていた。よく書けてるなあと思ったら、書き手は女性だという。展示の準備には時間がかかる。きっと#metoo が起きる前から準備が進んでいたのだろうかと勝手な憶測をした。帰宅してから、「疑惑」について日本語で読み、英語の媒体に取り上げられているかチェックした。今のところ、まだほとんど書かれていないけれど、唯一、Wallpaperの記事には「今、#metooの告発に満ちた空気感のなかで、問題は、将来的に、これ以上、男のファンタジーにまつわるビジョンが必要なのかどうかである。新しい言語が求められているのかもしれない」とあった。展示が決行されたことで、アートという名のもとに傷ついたであろう人たちがいたことについての議論が促進されることを祈る。

備忘録:複雑で「不完全な」荒木経惟のレガシー(Wallpaper)

告知:発売中のPOPEYE「20歳のとき、何をしていたか」で坂本龍一さんとピーター・サザーランドにインタビューしました。

Yumiko Sakuma