Day 203:プラスティック哀愁歌

いつもいない間、車の面倒をみてくれる男友達が旅に出ていて、おかえしにやつの犬オットとモルモットのハンクの面倒を見ている。やるべきことがリスト化されているのだが、ハンクは寂しがり屋なので、留守にするときはラジオをかける。かけるのはWNYCである。リストには「ハンクに話しかける」などとも書いてある。というわけで、よなよな、モルモットに1日の出来事を報告する羽目になる。

日本から帰った直後は自炊が楽しい。いただきものの湯葉とか妹が作った味噌もある。海苔にいたっては2種類ある。が、そのひとつを明けてみると、まさかの個別包装。それも1枚1枚の。しくしくしく。おいしいお海苔が悲しく見える。日本の過剰包装、いつも心が痛みます。買い物をするときは、常に「袋いりません!」と言うタイミングを狙っている。が、一方で、日本はリサイクル面では徹底している。もちろんリサイクルは大切なことだ。でも工夫すればもとの消費量を減らせるはずだ。

最近、大自然を保護するプロジェクトをやっているお友達のポストを見て、彼に連絡した。1年ほど前に彼の家を訪れたときに、彼が紙コップを使っているのを見て、ずっともやもやしていたのを思い切って言ってみることにしたのである。素直に聞いてくれてうれしかった。大きな絵を見て、小さな絵が見えないときってあるんだよな。

ついでに、自分のまわりも見回してみることにした。これまでも気をつけてきたつもりでも、さらに考えたらまだできることがあった。ニューヨークで「過剰包装だな」と思うことは、日本に比べて少ないと思う。が、リサイクルは非常に遅れている。ついに、埋立地を汚染し、水路につまり、海の動物や鳥を殺すプラスティック・バッグを規制しようと議論が行われているみたいだけれど、プラスティック・バッグを有料化するのか、メーカーを規制するのか、方向がまったく見えない。困ったもんです。

余談だけれど、最近、企業で出る生ゴミを集めてコンポストにする非営利団体の取材をしていたら、巨大なコンポストにプラスティックらしいものが見えた。「あれはプラスティック?」と聞くと、「あれはね、biodegradable(分解可能)なプラスティックとして売られているもの。そう簡単には分解しないよ、ということを見せたくてあのままにしてあるの」。がーん。分解可能だと信じて買ったものが分解しないことがあるなんて。一筋縄ではいかない。

備忘録:プラスティック・バッグ禁止?有料化?リサイクル? 州の諮問会、決められず(Democrat & Chronicle) 

掲載:自由に生きたいけど、踏み出せない人に読んでほしい。「ピンヒールははかない」

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Yumiko Sakuma