Day 197:metoo のキャットファイト

仕事のスケジュールが急に変わり、ぽろっと恵みのデーオフ。急速に変わりつつあるダウンタウンを徘徊しようなどと思っていたが、友達ミケルとキャッチアップしたり、彼の2歳半の娘に遊ばれているうちに日が暮れてしまった。夜は女友達ジャディーンの誘いでZebulonに飲みに行くと、ニューヨークからLAに引っ越していった馴染みある顔をたくさん見かけた。久々のLAで、車内で過ごす時間の多さに「やっぱりここには住めない」などと思っていたけれど、ふらっとビールを飲みにいけば知った顔がいる、という状況に、また「住めるかも」と妄想が再燃する。

どこに行っても話題は#metoo だ。みんなが大好きなコメディアン、アジズ・アンサリがやり玉にあがっているから。匿名のフォトグラファー(23歳)「グレース」が、アジズとデートに出かけ、その後、彼の自宅で起きたことをbabe.netというメディアに打ち明けた、という事件である。この件について、世の中の反応は割れている。片側を見るとイヤだというメッセージを受け取らなかったアジズに罪があると怒っている人たちがいる。そして彼女に起きたことは、多くの女性が少なからず体験することだから、社会として話し合わなければいけない、という考え方がある。一方で、彼女に批判的な方向を見ると、イヤだというメッセージを受け止めてもらえなかったことに傷ついたという彼女の告白を「報復ポルノだ」という意見もあったし、#metoo のムーブメントを傷つけたという意見もある。でも多くの人は、この件をどう処理していいのかわからないでいる。飲みの席では話せるけど、ソーシャルでは触れづらいよね、と友達(男)が言う。女友達が「嫌だったら、席を立って帰ればいい。自分を守れない女子の泣き言に世の中が気を取られている間に、ドリーマーズ(滞在資格を持たない移民の子供たち)が危機に晒されているのに」と怒っている。

帰りの車のなかで、最初の告発記事を書いた22歳のジャーナリストが、「この告発が#metoo のムーブメントを傷つけている」という立場のベテラン・ジャーナリスト、アシュレイ・バンフォードに出したというメールを読んだ。先輩の女性ジャーナリストのメイクやルックス、年齢を攻撃するヒドい内容のものだった。あーあ、ついに始まっちゃったよ、キャットファイト。

備忘録:アジズ・アンサリ問題はめちゃめちゃ、それに反対する論議も(The Verge)

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Yumiko Sakuma