Day 196:ニューカリフォルニア

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久しぶりの一人旅でLAにいる。ステラ・マッカートニーをインタビューして、プレゼンテーションを見た。インタビューはNumero Tokyoに掲載されるので改めて。

カリフォルニアでは1月1日から娯楽用マリファナの販売が始まったので、合間にディスペンサリーの様子を見に行ったら、長い列ができていた。とはいえ、カリフォルニアの友人たちは「何も変わらない」という。なぜならマリファナ使用者のほとんどはメディカル・カードを持っているから。列を作っているのは観光客がほとんどだというのが大方の見方だ。

夕方、友達のエイコちゃんとダウンタウンのエースホテルでビールをのんだ。窓に背中を向けて座っていたら、エイコちゃんがぎゃっと声をあげた。私の背後で、どうやら心を病んでしまったらしいホームレスが窓拭きのパフォーマンスをしている。どうやらレストランのスタッフたちがこちらを見ているなと思った。「ホームレス問題のこと書いてくださいよ」とエイコちゃんがいう。そういえば朝読んだLAタイムズにもダウンタウンのホームレス問題のことが出ていたよ。

夜、車でホテルに戻る間にTwitterを見ていると、「ニューカリフォルニア」が独立を宣言した、というニュースが目に入ってきた。カリフォルニアの一部が分離しようとするのは6回めである。だから誰も驚かない。カリフォルニアはもともとニクソンやレーガンの支持基盤で、1988年までは共和党が優勢だった。近年は都市部の人口のおかげで圧倒的にプログレッシブ(親移民、男女平等賃金、マリファナ合法化など)に寄ったので、農村部の保守層のみなさんは不満なのです。これまでの独立運動は一度も実現していないし、独立は州議会の承認を要するとはいえ、貧乏な内陸+南北端が分離したいというなら、そうすればいいじゃん、と思ってしまうのが、そういうわけにもいかないらしい。アメリカ全体を見ると、ただでさえ都市部に人口が集中しているのに、人口の少ない州がパワーを持ちすぎている状況に、「ニューカリフォルニア」が議会で議席をとると、共和党に有利に働くから。それにしても「オールド・カリフォルニア」のほうがよっぽどふさわしいのに。

備忘録:ニューカリフォルニア、51番めの州になるべく「独立」宣言(USA TODAY)

告知:インタビューされました。「自分をハッピーにできるのは自分だけ。だから、めいっぱい生きる」(ハフィントンポスト)

Yumiko Sakuma