Day 181:ハリウッドの女性たちの反セクハラ計画

元旦は両親、妹と恒例の四社参りに行った。恒例の、と言っても、毎年、年始を東京で過ごすわけではないし、最近何年かのことである。若い頃は「みんなが休んでいたときこそ働く!」と気負っていたのだが、ようやく、年が変わるときに休む、ということの意味がわかるようになってきた。

考えれば考えるほど、2017年はアメリカにとって大変な1年だった。2018年に影響を及ぼす大きな事件といえば、税制改革と#metoo にまつわる騒ぎだろう。2018年が始まってすぐに、エヴァ・ロンゴリア、リース・ウィザースプーンといった女優や弁護士、プロデューサーといった女性たちが<Time's Up>という団体を立ち上げた、というニュースが目についた。ハリウッドやメディア界のセクハラが、長い間、横行した理由のひとつに、立ち上がることにまつわる様々なコストがある。弁護士を雇って法的手段に訴えるとなると、争いが長引くほど金銭的コストがかかるし、公に出ることの精神的コストもある。だから、被害者の女性たちの多くが、法廷で争うより、法廷の外で和解することを選ぶ。そうすると、和解案のなかに秘密保持契約書に署名することが含まれるため、多くのセクハラが世の中に出ないまま葬り去られる。そして金銭的な負担から、泣き寝入りする女性たちもたくさんいたのである。こういったことが、セクハラ撲滅の障害になってきたのだ。#metoo が盛り上がったことで、過去にセクハラをしてきた人たちが罰を受けることになったわけだけれど、「さてこれからどうなるのか」という疑問は残っていた。<Time's Up>は法的コストを負担する余裕のない人たちのために弁護費用の基金を設立している。大騒ぎのあと、前向きに何かをしようと立ち上がった女性たちがいる、という事実に勇気を得るのであった。

備忘録:パワフルなハリウッドの女性たち、反ハラスメントの行動計画を発表(The New York Times)

 

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Yumiko Sakuma