Day 71:芸者とエキゾチズム

自分にはほとんど関係がないとはいえ、ファッション・ウィークは、多くの友達がやってくる時期なので、最終日の夜は、まだ会えてなかった友達に会いに行った。ファッションエディターのまきちゃんを囲む夕食会のあと、最近NYに引っ越したえいちと合流して、翌朝には帰る予定だったしゅんくん、しの、かみむに会いに行った。早朝から仕事をしていたみんなはおつかれの様子だったけれど、話題をシモネタにふったらみんな元気になった。シモネタにはカンフル剤のような効果がある。

家にThe Last Magazineの最新号のコピーが届いた。友達でたおちゃんのハズバンドであるテンジンがファウンダーであるという関係性で、マリー・ザッカーが金沢で撮ったという芸者の写真につける「文章を書いてくれないか」と依頼を受けたのであった。海外に暮らす日本人の女性として、これまで芸者について聞かれると、困ったな、と思うばかりだった。実際に、自分にもわからないことはあるし、エキゾチズムやセクシズムと切り離して芸者を語ることは難しいと思っていたから。でも最近、人の縁を通じて、京都の芸姑さんや東京の芸者さんと時間を過ごすチャンスを得たこともあり「よし書いてみよう」と思ったのだ。そして、自分のジレンマやこれまで持っていた偏見も含めて、正直に思うところを書いた。オンラインにはなっていないけれど、チャンスがあったら見てみてください。

ネットでアクセスできる芸者についての記事を見ると、その大多数が、非日本人によって書かれている。もちろん非日本人視点で見えることもあるけれど、違和感を覚えることも少なくない。だからこそ、日本人ももっと語るべきなのかもしれない。ミステリアスであればあるほど、エキゾチズムに料理されてしまうのだから。そして自分自身も、これからはもっと日本のことを、海外の人に伝える仕事を増やしていきたいと思った。

備忘録:現代の芸者の真実

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Yumiko Sakuma